UTSUROI うつろい
FOUNTAIN PEN INK — 万年筆インク光は、とどまらない。
夜明けの珊瑚も、昼下がりの雨の青も、
気づいたときには、もう次の色になっている。
だから、閉じ込めた。
うつろいは、一日の光を追いかけて生まれた
五色の万年筆インクです。
左から右へ。上から下へ。夜明けから月の出まで。
どうぞ、一日を旅してください。
右へ。朝が待っています 下へ。朝が待っています
東雲SHINONOME
まだ誰も知らない、朝の色。
東雲(しののめ)は、夜明け前に東の空がほのかに染まる時刻の古い呼び名。眠りと目覚めの境目にだけ現れる珊瑚色を、最初の一本にしました。書き出しの一行に。
INK No.01 / 30ml / 染料
木漏れ日KOMOREBI
白雨HAKUU
空が、ふいに泣きだした。
白雨(はくう)は、明るい空から降るにわか雨のこと。雨脚が白い筋に見えることから、その名がつきました。晴れた午後の銀青色は、濃淡のにじみがいちばん美しい一本です。
INK No.03 / 30ml / 染料
黄昏TASOGARE
「誰そ彼」と、問う頃の色。
黄昏の語源は「誰そ彼(たそかれ)」。暮れゆく光の中で人の顔が見分けられず、「あなたは誰」と問うた時刻。手紙の結びに似合う、あたたかい琥珀色です。
INK No.04 / 30ml / 染料
月白GEPPAKU
月が昇る直前、空は白む。
月白(げっぱく)は、月が出ようとして東の空がほのかに明るむ、その色。一日の終わりに、もう一度だけ訪れる夜明けです。今日を書き終えるためのインク。
INK No.05 / 30ml / 染料
にじみまで、設計する。
インクの個性は、色だけでは決まりません。紙の上でどう広がり、どこで止まるか。うつろいは五色すべてで、にじみの輪郭まで調色しています。
ベースは筆記用の水性染料。フローは中庸、乾燥はやや早め。万年筆を選ばない、毎日のためのインクです。
- 試作
- 217回
- 濃淡
- 3段階
- 乾燥
- 約28秒
五色の調色に重ねた試作数
筆圧とペン先で描き分けられる階調
一般的なノート紙での指触乾燥
数値は架空のデモ用設定です。
五つの時刻を、机の上に。
単品 各 ¥2,200(税込)/ 30ml
一日セット(五色・桐箱入)¥11,000(税込)
オンラインストアは毎週金曜 20:00 に蔵出しします。